2005年6月12日
I ask U の上映システム仕様の実態
フランスで上映してきた I ask U ですが、そのシステムが出来上がったのは、上映の前日、パリのホテルの一室でした。
ホテルにチェックインするやいなや、プロジェクタとMac mini、外付けHDDをひっぱり出して、脚が1本とれた机の上で作業開始。なんとか完成に至りました。
■システム一応の完成までの経緯
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I ask U にできるだけ多くの人に関わってもらおうという考えもあって、AppleScriptに精通した人たちに接触を試みたのですが、なかなかうまくいかず。ちょっといざこざ。
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QuickTimePlayerでもSMIL(※)をサポートしているということを知る。
※SMILでは、再生する映像の順番や秒数をテキスト(タグ)で指定できる。
簡単に書くとこんな感じ
<video dur="9.5s" src="movieA.mov" />
<video dur="5.0s" src="movieB.mov" />
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200編の映像をランダムで組み替えたプレイリスト(タグ状態)さえ作れば、
SMILでも実現できそうだ。
監督名やファイル名などが入ったデータベースから値をひっぱってきて、順番と時間をランダムに設定するしくみは、MMDirectorで作れそう。
SMILとDirector(インタフェースにはFlash)を組み合わせてやってみることに。
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1つの映像が終盤になると、コマとびしてガクガクになる。次の映像の終盤にも同じことが。1つ先の映像の先読みをしているようだ。
プレイリストに3つ以上の映像があると、その状態になる。SMILの書き方なのかQTPlayerの設定で回避できるのか、試すが解決せず。
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Appleのサポートに電話してきく。
どうやらQT7のバクらしいとのこと。QTの開発チームには報告するけど、それ以上のサポートはできないとのこと。
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意地はってAppleScriptで自力で作ることに。泣きそう。
そんなこんなでできた「I ask U」上映システムの流れはこんな感じになりました。
■ I ask U 上映システム「Make_I_ask_U」
・使用言語:AppleScript
・処理の流れ
(1)DBからファイル名、作品の秒数、監督名を読み込む。
(2)上映する順番をランダムで決定。
(3)エンドロールに記載される監督名を上映順に作成。
(4)オープニング映像を上映。
(5)各作品の上映直前に、上映する秒数を決定。
上映される秒数は、作品全体の25〜100%間をランダムに決定。
(6)全ての作品の上映が終わったら、エンドロールを上映。
以上を繰り返す。
・上映に必要なソフト:QuickTimePlayer7 Pro
・上映に必要なハード:Mac mini、外付けHDD
●エンドロールのしくみ--(1)以外はAppleScriptで処理
(1)BGMと黒一色の映像だけが入ったムービーファイルを用意しておく
(BGMムービー)
(2)上映順に監督名を列記したものに、
スクロール速度などが入ったヘッダとフッタをくっつけて、
テキストファイルとして保存(テキストムービー)。
(3)テキストムービーをQTPlayerで開いて、内容をクリップボードにコピー。
(4)BGMムービーを開いて、クリップボードの中身をテキストトラックに追加。
(5)再生時の負担を軽くするため、BGMムービーからビデオトラックを削除。
先読みをOKにして別名で保存。保存されたものをエンドロールとして再生。
最終的にシステムができたのは、モンパルナスのホテル。直前までネックになっていたのは、エンドロール部分で、ここはまだ改良の余地があるんではないかと今でも思っています。
2005年6月12日 14:41
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