2005年6月11日
I ask U フランス上映レポート
2005年6月3〜5日の間、フランスのナントで行われたアートフェスティバル「Le livre et l'art」(本とアート展)の会場で、I ask Uを上映してきました。
Le livre et l'art の会場は、ナント駅のすぐ近くの「le lieu unique」(リュ・ユニーク)という、お菓子メーカーLUの工場跡を改造したアートスペース。
>> 動画:リュ・ユニーク外観※
I ask U に割り当てられた場所は、フランス国内の出版社のブースが並ぶ一画のオープンスペース。
>> 動画:I ask U 上映スペース※
当初、上映は会場で用意してもらったプロジェクターを使う予定でしたが、暗いのと赤色が十分に出ていないことから、日本から持ち込んだ小型DLPを使う事にしました。ただ小型なので、9時間の連続上映に耐えられるか心配だったのですが、後日心配は現実のものとなる結果に。
音声は、入場の際に渡される赤外線ヘッドセットを通して聞くことができる仕組みになっています。上映スペースから離れていても、音声でちゃんと再生されているかチェックできたのが便利でした。
観た人に何かリアクションして欲しかったので、「あなたなら何を訊ねますか?」と書いた紙(ギスモさんに打ってもらった)と単語帳をセッティング。
>> 動画:ヘッドセットと単語帳※
ほか、英語版の名刺と日本語の例のチラシを机の上に用意。名刺は比較的持っていってくれるのに、チラシは一向に減らない。日本語のせいなのかA4で大きいせいなのか…。ためしにチラシを半分に折って置いてみると、前より持っていってくれるようになり、そんなものなのねとちょっと可笑しくなった。
以下、日を追ってレポートします。
●6月2日(木)上映前日
夕方に、今回の上映をコーディネートしてくれたギスモさんに、 Le livre et l'art を主催するアート集団「Collectif La VALiSE」(バリーズ)のパスカルさん始め、スタッフの皆さんを紹介してもらいました。会場の中は、まだまだ準備の真っ最中。I ask U の上映スペースも、スクリーンと背の高い台に乗ったプロジェクターがあるだけの段階でした。
●6月3日(金)上映1日目
11時半頃会場入り。昨日はなかった座敷っぽいスペースとクッションが出来上がっていた。いい感じです!
持っていったDPLの設置と位置調整、Mac miniとみんなのI ask U合計35編が入った外付けHDの接続など、全ての準備が整ったのは13時直前。この時点では、ヘッドセットへ音声を流すためのラインが用意されてなく、音声なしでの上映でした。
数時間後、ラインを引っ張ってもらい、いよいよ音声ありの上映開始。字幕があるとはいえ、やはり音声があるとないとでは雰囲気の伝わり方が違います。
この日は平日とあってか、来場者はそれほどでもなく。
フランスの人たちに I ask U は、いったいどう映っているのか気になるところだったのですが、ホシコさん(ギスモ妻)に伝え聞いたところでは、「(アイデアが)クールだ」と言っていたと。
●6月4日(土)上映2日目
土曜日なので来場者が昨日より多く、子供たちの姿も。
会場の他のブースについて。建築やグラフィック、デザインなどアート系の本が展示販売されている中、日本では一部の人しか知らない丸尾末広や日野日出志の漫画がフランス語訳で置いてあるのがぽつりぽつりと目につきました。日本人作家の絵本や日本の風景の写真集などもありました。
>> 動画:会場内の様子※
夕食後、9時すぎに帰ってくると、なんとプロジェクタが止まっている。心配していたとおり、限界が来たようでした。通電はするもメインスイッチを入れるとファンが回った後、エラーランプが点滅。すぐに、別のプロジェクターを用意してもらったのですが、DVI-VGA変換アダプタをギスモさん家に置いてきていたので、実際の接続は明日することに。
●6月5日(日)上映最終日
バリーズのスタッフに手伝ってもらい、プロジェクタの調整。
会場の窓のカーテンを閉めてもらうことで、画面の明るさもなんとか確保できました。
この日は会場直後から大勢の人でにぎわいました。
>> 動画:最終日の様子その1、その2※
I ask Uについて。パスカルさん曰く(ホシコさん訳)
「アート志向のとんがった映像の中で、"I ask U" はホームビデオのような普通の家族の映像なので、みんなほっとして見ている」
なるほど。う〜ん、でもI ask U はアンチアート。アートフェスティバルの中に、なにげない顔して潜り込んでるアンチアート野郎なんです。でもその辺りの受け取りようは、人それぞれでいいに決まってる。I ask U が実際に上映され、通りがかった人がその映像を観たということは事実。
名刺とチラシのはけは上々で、最終日は8時で無事終了。
お世話になった方々に感謝します。ありがとうございました。
※動画をご覧になるにはQuickTimePlayer6以上やRealPlayer+3GPPプラグインなどの3gppフォーマットに対応したプレーヤーと、140Kbps以上の速度の回線環が必要です。
140Kbps以下の回線の人は、リンク先を保存でダウンロードして、ご覧いただけます。
2005年6月11日 15:20
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コメント
>「アート志向のとんがった映像の中で、"I ask U" はホームビデオのような普通の家族の映像なので、みんなほっとして見ている」
ホント、日常のリアルが一番おもしろいと思います。世界共通(笑)?
投稿者 ともぶ : 2005年6月11日 20:38
I ask U に寄せられた作品を見ていると、
「これって絶対意図的に演出できないよな〜」
とか
「こんな台詞誰も書けない」
ってヒシヒシと感じます。
また、再現性がないというところにも惹かれていますw
投稿者 農宗 : 2005年6月12日 11:29

